三河教育研究会

会長挨拶
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今自分たちにできること、しなければならないこと

三河教育研究会 会長 岡田 守

5月19日、蒲郡市民会館で予定されていた令和3年度三河教育研究会定期総会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年度に引き続き、中止せざるを得ない状況となりました。本会の活動の目的を共有し、活動の成果と次への指針を確認する重要な会を開催できなかったことはとても残念なことでした。総会が開催できなかった場合には、会則第11条により、4月14日に行われた仮評議員会の議決を総会に代えさせていただくことでご了解を得ていました。先日全校に配付した総会要項のとおり認められておりますので、この場をお借りしてご報告申し上げます
本年度、皆様方のご推挙をいただき、歴史ある三教研の会長を拝命いたしました。もとより微力ではありますが、「三河のすべての子らに、三河の教師たちの手による、優れた教育を保障したい」という設立当時から受け継がれてきた願いをつなぎ、三河小中学校長会や愛知教育文化振興会を始めとする教育諸団体のご支援をいただきながら、誠心誠意努めてまいります。格別のご支援をお願い申し上げます。
本会は、三河で教職に携わる1万2千人余の会員で構成する地区最大の教育研究組織です。昭和36年5月に設立総会が開かれ、今回の総会で満60歳を迎えることになります。人生にたとえれば還暦です。本年度は、設立当初に立ち返り、会の意義を確認して、新たな一歩を踏み出す大切な年でもあると考えています。
本会の目的は会則第2条にあるとおり、「会員相互の研究を深め、小・中学校教育の推進をはかること」です。その目的を達成するために、地区ごとの支部、教科・領域等の部会・委員会、三常任委員会を組織し、相互に連携をしながら活動を進めてきました。先輩の先生方から脈々と受け継がれてきた歴史の重さ、「まずはじめに子どもありき」の教育理念を、会員がそれぞれの立場で大切にしながら、これからの教育活動を進めていくことが我々に与えられた使命でもあると言えます。
支部の活動においては、各支部の特色を大切にして、郡市の現職研修との連携をもとに、子どもたちの活動や教員研修を力強く進めていくこと、そして、支部同士の横のつながりを上手に活用していくことを、三教研の組織として大切にしたいと考えています。
部会・委員会の活動では、それぞれの研究大会、研究集録を通じて、実践研究の成果を共有し、授業力、指導力の向上を図る努力をしていきたいと考えています。また、文化振興会の刊行物の編集も、部会の重要な活動です。「編集は三河教育研究会、刊行は愛知教育文化振興会、事業の推進は三河小中学校長会」という三者の協力体制を維持しながら、自分たちが、自分たちの手でつくる三河の子どもたちのための刊行物であることを会員全体で確認し合いたいところです。
平成二十二年度に立ち上げられた授業力養成講座も、事業として軌道に乗り、若い先生方やミドルリーダーの指導力育成に成果をあげていると自負しています。「授業で子どもを育てる」「授業で子どもを鍛える」という三河教育の原点に立ち返って企画されたこの事業です。その原点を再確認し、さらに充実するように知恵を出し合いたいと思います。
昨年来のコロナ禍にあって、総会を始めとして、活動が中止になったり、自粛や縮小を余儀なくされたりしている現実はありますが、目の前の子どもたちの学びたいという気持ちは変わりありません。いかなる状況であれ、教育は粛々と営み続けられていかなければなりません。新型コロナウイルス感染予防だけでなく、働き方改革、学び方改革、GIGAスクール構想など、直面する課題はたくさんありますが、今まで脈々と受け継がれてきた伝統に立ち返り、今自分たちにできることは何か、今自分たちがしなければならないことは何かを考え、教育を進めていくことこそ本会の役割だと考えています。
今秋には、「60年記念誌」の発刊も予定されています。先人に学びながら、明日の三河の教育を考えていきたいと思います。ご支援、ご協力をよろしくお願いします。